帝都神風倶楽部[ 第14帝國 ]

出 撃 記 録

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作戦名 帝都神風倶楽部 第肆話~帝都炎上~
会 場 池袋LIVE INN ROSA
日 時 2016年6月26日(日)
出撃リッター 風間 利之 少佐/黒崎 蓮 大尉
立花 馨 大将/夜桜 星丸 少将/加納 友緒 中佐/
長沢 環 大尉/和久井 歩 少佐/小鳥遊 裕 准尉
ゲスト:翔馬(マーブル)
脚本・演出 風間 利之

帝都炎上、再び…!キャストを新たに東京公演!

3月に名古屋で好評を博した「第肆話~帝都炎上~」がキャストを新たにして、東京で再公演!
今までは、どうしても1回限りの公演となることが多かった帝都神風倶楽部。 念願の連続公演が実現しました!
同一演目とはいえ、全く同じものは二つとない、ライブ感溢れる舞台。 名古屋公演をご覧になった臣民の皆様でも、存分に楽しんでいただけるような趣向が凝らしてありました。

今回、名古屋公演との最大の違いは、初登場のふたりのリッター。
第14帝國の東京リッターとして活動していた和久井少佐と、神風にも帝國にも正真正銘の初登場、弱冠21歳の超若手!小鳥遊准尉です。
二人とも、初参加とは思えないほどの印象を残してくれましたよ!

笑顔がフレッシュな小鳥遊准尉は、長沢大尉とのコンビで大活躍。初とは思えないほどの大物っぷりを見せつけてくれました。
まだ准士官ながらその経歴は、高級士官学校を首席で卒業し当校始まって以来の天才か!?と噂されたというスゴイもの。時限爆弾も一瞬で作れます。
が、頭が良すぎるが故にちょっと浮世離れしているというか天然なところもあり…出世や出番に執着する長沢大尉を質問ぜめにして、たじたじとさせる場面も。並み居るベテランリッターに負けず劣らずの活躍でした

そして、名古屋公演と大幅に違うひとつの仕掛けに大きく関わったのが、和久井少佐。
すでに完成された物語に、新たに要素を加える…ということで、脚本家風間少佐はかなり頭を悩ませたとか。 それに加え、和久井少佐と風間少佐は全く面識がないという驚愕の事実。知らない人のキャラクターを描き出さねばなりません。
頼みの綱である、東京リッター仲間であった黒崎大尉からの情報はといえば…「存在感の薄い人ですね」…以上!!
しかしその状況を逆手にとり、みごと「影の薄い人」を鮮烈なキャラクターとして確立させました。

ずらりと並んだ、リッター全員集合シーンは実に壮観!
帝都神風倶楽部、2014年のスタート以来本当に沢山の出会いと別れがありましたが…いつの間にか、共に舞台に立ってくれるリッターもこんなに沢山増えました。感慨深いです。

悪役も二回目ともなると、かなり堂に入ってきた長沢大尉。コミカルなシーンでも、どんどん弾けてきました。
その振り切れっぷりは、今回、演出家・風間少佐にもMVPを貰ったほど。
可愛いけれど、出世のためなら黒崎大尉を木っ端微塵にすることも厭わない腹ブラック!(笑)けれどどこかとぼけていて、ほんとのワルにもなりきれない……そんな長沢大尉の新たな魅力に今後もご注目ください。

ここでもうお一方、忘れてはいけないのが、極悪将軍カノーンCMにゲストとして登場したマーブル翔馬さん! 先日リリースされたマーブルの新音源が、ドラマCD仕立てとなっている…ということで、その世界観をカノーン様が徹底的に蹂躙。ドラマ中に出てくる「少年」「旅人」の役を演じて遊ぶ『マーブルごっこ』なる遊びが作られてしまいました。 夜桜少将によく似た夜桜星丸さんも加わり悪ノリも止まらず…「長すぎる!時間が押す!!」とカノーン様はあとで怒られていました

それにしても、CMというのは、リッター自ら帝都神風倶楽部のグッズを宣伝する“CMコーナー”…のはずだったのですが、ついに今回から誰もグッズの宣伝をしなくなりました。もはやここは、ネタ見せ合戦の戦場。帝國あるあるとはいえ、どうなっているのでしょう。
「銀河さん」では、和久井少佐は得意のマジックも披露してくれました!おみごと!

物語のクライマックス!我らが主人公黒崎大尉が、英雄の魂を憑依させて戦うヒーロー「仮面リッターゴースト」となり、帝都に現れた怪人「帝都の父」に立ち向かいます!
「安倍◯三魂」「オバ◯魂」「まじぞえ都知事」などの偉人を次々に憑依させるものの、あっという間に取り囲まれてボコボコに……。これら黒崎大尉渾身の、モノマネなのかネタなのも判然としない迷演技も一見の価値ありです。

そしてエピローグ、名古屋公演と決定的に違っていた箇所が語られます。これにはびっくりしたり、なるほどと膝を打った方も多いのでは?
初見の方はもちろん、名古屋公演をご覧になった方にも楽しめるものになっていたのではないでしょうか。

本来、舞台というものは繰り返し演じられることによって、演じる側も見る側も物語に対する理解を深めていく側面があります。帝都神風倶楽部はライブ感が魅力ではありますが、こうしてじっくりと物語を味わっていただく機会を作れたのはとても嬉しいことです。

また、神風では出演リッター全員にそれぞれ見せ場があります。
そのリッターのキャラクターと特性を徹底的に追及する、風間少佐ならではの作劇といえますが、今までに発揮しきれていなかったその個性を、存分に発揮して欲しいからでもあります。
「もっと自分を出していいんだよ」とは、風間少佐が演出をしながらリッターに繰り返し伝えていることですが、それぞれが徐々に殻を破りつつある印象です。
もっと楽しく、もっと生き生きと、各人が持つ魅力を解き放つことができたとき、「配役ではなく、自分自身を演じる」という神風のスタイルが完成されるのではないでしょうか。
そして!目下一番の成長頭として期待が寄せられる主人公、黒崎大尉の成長譚にもぜひご注目ください。

またひとつ、新たなこころみを果たした帝都神風倶楽部。次回公演は少し間があいて10月となっております。気になるそのタイトルは「逢魔ガ刻」また新たな物語でお会いいたしましょう。

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〜 余 録 〜

今回、重要な役割を果たしてくれた和久井少佐!
実は、かつて東京リッター仲間であった黒崎大尉と夜桜少将以外のリッターは、本番直前の練習まで誰一人、全く面識がなかったのです…。

そんな経緯はあったものの、練習・本番を通して神風リッターとも意気投合した和久井少佐は、とても自然体というか、鷹揚とした不思議な魅力をもったリッター。役者として、またマジシャンとして活動し、自身の主催する劇団も運営しているとか。

自らのバンドで活躍する夜桜少将や翔馬さんもそうですが、帝都神風倶楽部には、自ら世界観を創造し活動す方がとても多いです。
自身で築き上げた確固たる個性、自分の軸をもったアーティストが、ひとつの世界観の中で表現をする….
そんな個性のぶつかり合いと、それをまとめあげる風間少佐の物語、それが帝都神風倶楽部の魅力であり醍醐味なのです。今後も目が話せませんね!

Photograph:Kaori Funakoshi